3.4. システム設定

「システム設定」はシステム全体に関わる設定を行うことができます。 システム設定はシステム管理者のみが行うことができます。

システム設定は、画面右上の「管理」の「システム設定」にあります。

設定可能な項目は以下の通りです。

一般設定

  • APIサーバベースURI
    • APIサーバの外部向け URIです。
    • 設定例 ⇒ https://api.example.com/api
    • 本 URI はユーザのパスワードリセット時などで送信されるメールに記載されるベース URI として使用されます。 通常、Internet からアクセス可能な URI としてください。
  • APIサーバ内部向けベースURI
    • APIサーバの内部向け URIです。
    • 設定例 ⇒ http://10.0.0.5/api
    • 本 URI は、Cluod Functions サーバから API 呼び出しを行う際に使用されます。 したがって、Cloud Functions サーバから到達可能な URL とする必要があります。
  • SSE Push サーバ公開 URI:
    • SSE Push サーバの外部向け URIです。
    • 設定例 ⇒ https://api.example.com/ssepush/events
    • クライアントから見た SSE Push サーバの URI (末尾の /events まで含む)を指定してください。
    • 詳細は Push通知ガイド の「SSE Push サーバセットアップ」の節を参照してください。
  • システムキー
    • システムキーはシステムログを REST API で取得する際に使用します。
    • 一種のパスフレーズですので、容易に類推できない文字列を設定してください。
    • 設定は省略可能です。省略した場合は、システムログを REST API で取得する機能は無効化されます。

データベース設定

  • MongoDBデフォルトクエリタイムアウト
    • MongoDB に対するオブジェクトストレージのクエリタイムアウト時間を指定します。 本タイムアウト時間は MongoDB サーバ側でのクエリ実行タイムアウトです。
    • 0以下の値を指定した場合は、タイムアウトは設定されません。
    • REST API でタイムアウト時間を指定した場合は、REST API パラメータのほうが優先されます。

デベロッパーコンソール設定

  • コンソールサーバベースURI
    • コンソールサーバの外部向け URI です。
    • 設定例 ⇒ https://console.example.com/console
    • 本 URI はデベロッパーのパスワードリセット時に送信されるメールに記載されるベース URI として使用されます。 通常、Internet からアクセス可能な URI としてください。
  • コンソールセルフサインアップ許可
    • デベロッパーコンソールのセルフサインアップ機能の有効設定を行います。
    • デフォルトは「禁止」です(セキュリティ上、禁止で運用することを推奨します)
  • デベロッパーコンソール ヘルプ URL
    • 本 URL は、デベロッパーコンソール画面右上の「ヘルプ」のリンク先となります。
    • 「デベロッパーコンソール利用ガイド」の URL などを指定してください。
    • 指定しなくても動作上問題はありませんが、ヘルプは使用できません。

メール設定

メール送信に関する設定を行います。

  • SMTPサーバ: SMTPサーバホスト名
  • SMTPサーバポート番号: SMTPサーバのポート番号。通常は 25 を指定してください。
  • SMTP認証ユーザ名: 認証不要な場合は空欄。
  • SMTP認証パスワード: 認証不要な場合は空欄。
  • メール送信Fromメールアドレス: メール送信時の From に指定するメールアドレスを指定します。

なお、BaaS サーバは、以下のようなケースでメールを送信します。

  • REST API で、パスワードリセット用メールを送信する。
  • デベロッパコンソールから、パスワードリセットメールを送信する。
  • デベロッパコンソールから、デベロッパの招待メールを送信する。

プロキシサーバ設定

プロキシサーバの設定を行います。

ここで設定したプロキシサーバは、S3互換外部ファイルストレージアクセス時やOpenID Connect連携時に使用されます。

  • プロキシサーバホスト: プロキシサーバのホスト名を指定します。
  • プロキシサーバポート番号: プロキシサーバのポート番号を指定します。
  • プロキシ例外リスト
    • プロキシサーバを経由しないホストを指定します。
    • 設定例 ⇒ localhost;127.0.0.1;*test.com
    • ホストの区切りには改行も使用可能です。

クライアント証明書設定

クライアント証明書認証使用時に、リクエスト送信元のリバースプロキシを検証するための、サーバーキーを設定します。 リバースプロキシに設定した値(X-SSL-Validate-Token ヘッダの値)と同一のキーを設定します。

一種のパスフレーズですので、容易に類推できない文字列を設定してください。

詳細は HAProxyの設定手順 を参照してください。

ファイルストレージ設定

ファイルストレージに関する設定を行います。

  • ファイルの最大サイズ(メガバイト)
    • ファイルストレージにアップロードできるファイルの最大サイズを指定します(単位:MByte)。
    • デフォルトは 100MB です。
    • AWS S3 にファイルデータを格納する場合、本設定を適用せず、AWS S3 の上限まで格納可能です。