3.5. APサーバへのデプロイ・起動手順

3.5.1. APサーバへのデプロイ

アプリケーション(AP)サーバ(Tomcat)への WAR ファイルのデプロイ手順を示します。 以下は /opt/tomcat 以下に Tomcat をインストールした場合の例です。

sudo /bin/rm -rf /opt/tomcat/webapps/api/
sudo cp api.war /opt/tomcat/webapps/

sudo /bin/rm -rf /opt/tomcat/webapps/console/
sudo cp console.war /opt/tomcat/webapps/

3.5.2. 起動

APサーバを起動することで、BaaSサーバが起動します。 APサーバの起動前に、データベース (MongoDB)を起動しておく必要があります。

サーバ起動後、ブラウザからサーバにアクセスして、アプリケーションを利用できます。

Tomcat の場合、デベロッパーコンソールの URL は http://localhost:8080/console 、API の URL は http://localhost:8080/api となります。

3.5.3. コンテキストパスを変更したい場合

コンテキストパスを /api や /console 以外に設定したい場合の例を示します。

まず WAR ファイルを適当なディレクトリに展開します。 ただし、${CATALINA_HOME}/webapps ディレクトリは避けて下さい。

次に、${CATALINA_HOME}/conf/Cataline/localhost/ ディレクトリに コンテキストXMLファイルを作成します。

コンテキストXMLファイルのファイル名は、コンテキストパス名 + .xmlとします。 コンテキストパスがサブディレクトリを含む場合は、'/' を '#' に置換します。 (例: コンテキストパスが /some/path/api の場合は some#path#api.xml とする)

ファイル内容は以下のように記述します。

<?xml version='1.0' encoding='utf-8'?>
<Context docBase="アプリケーションディレクトリ" />

docBase= にWARファイルを展開したディレクトリを指定します。

なお、WARファイルを展開せず、直接デプロイすることも可能です。 この場合は docBase にはディレクトリではなく WAR ファイルのパスを直接指定します。