3. 初期化処理の実装

注意

以降の手順は主に Objective-C を使用する場合の手順を示しています。 Swift の利用については、 Swift の利用 を参照してください。

3.1. ヘッダファイルの import

NEC BaaS iOS SDK を使用する際は、"Nebula.h" を適宜 import する必要があります。 CocoaPods を使用している場合と、Framework を組み込んでいる場合とで import 方法が異なるので注意してください。

CocoaPods を使用している場合:

#import <NecBaas/Nebula.h>

Framework を組み込んでいる場合:

#import "nebulaIosSdk/Nebula.h"

Swift を使用する場合は、Bridging ヘッダ (プロジェクト名-Bridging-Header.h) ファイルに 上記 import 文を追加してください。

3.2. 初期化処理

SDK の利用に先立ち、初期化処理を一度だけ実行しておく必要があります。

初期化は NBCore クラスに対して行います。 以下にコード例を示します。

// テナントID
NSString *tenantId = @".....";
// アプリケーションID
NSString *appId = @".....";
// アプリケーションキー
NSString *appKey = @".....";
// エンドポイントURI
NSString *endPointUri = @"https://api.nebula.example.com/api/";

// 初期化
[NBCore setUpWithAppId:appId appKey:appKey tenantId:tenantId];
[NBCore setEndPointUri:endPointUri];

この処理は、AppDelegate クラスの application:didFinishLaunchingWithOptions: メソッド内で 実施することを推奨します。

初期化時には以下のパラメータが必要です。

• テナントID
• アプリケーションID
• アプリケーションキー
• エンドポイントURI

テナントID、アプリケーションID・キーについては、デベロッパコンソールで作成しておく必要が あります。手順については、チュートリアル(iOS)に記載してありますので、そちらをご参照ください。

また、setEntpointUri でエンドポイント URI を指定する必要があります。 エンドポイントURIは、APIサーバのベースURIです。これはシステム毎に異なりますので、サーバ運用者に 確認してください。通常は "https://ホスト名/api/" のような形式になります。