6. ロギング設定

6.1. ログ出力場所

標準状態では、SSE Push サーバのログは Tomcat のログファイルである catalina.out ファイルにテキストで書きだされます。

ログには以下の情報が出力されます。

  • 日付
  • 時刻
  • スレッド
  • ログレベル (INFO, DEBUG など)
  • logger名 (通常は実装クラス名)
  • ログメッセージ

6.2. ログ設定

ロギングは logback を使用して行われています。 logback の設定は、プロパティファイルで指定することができるようになっています。

プロパティファイルは、以下いずれかの場所に配置することができます。

  • /etc/ssepush/logback.properties
  • c:/NEC/BaaS/etc/ssepush/logback.properties (Windowsの場合)
  • ~/.ssepush/logback.properties

以下に設定例を示します。

# ログレベル
logback.level=INFO

# ログ出力タイプ
logback.types=STDOUT,FILE

# ログ出力ディレクトリ
logback.logdir=/var/log/ssepush

6.2.1. ログレベル

logback のログレベルはデフォルトで INFO に設定されています。

logback.level= にレベルを指定します。指定できる値は TRACE, DEBUG, INFO, WARN, ERROR, ALL, OFF のいずれかです。

6.2.2. ログ出力タイプ

ログ出力タイプには STDOUT, FILE のいずれか1つ以上をカンマ区切りで指定します。

  • STDOUT : 標準出力にログを出力します (Tomcat の場合は catalina.out などに出力)
  • FILE : ファイルに出力します。出力先ディレクトリは logback.logdir で指定します。

6.2.3. ログ出力ディレクトリ

logback.types に FILE を指定した場合、logback.logdir で指定したディレクトリに ssepush.log という名前のログファイルが出力されます。 ログファイルは、日時で自動的にローテートされます。保存日数は 120 となります。

logback.logdir を指定しなかった場合のデフォルト値は、/var/log/ssepush となります。

注釈

ログ出力数を抑制したい場合、permitsPerSecond変数を設定してください。 設定は上記のlogback.propertiesファイル内で行ってください。:

permitsPerSecond=5

permitsPerSecond変数のデフォルト値は0です。0の場合、ログ出力数は抑制されません。