4.1. プロファイル

BaaS サーバは、本番・開発の2種類のプロファイル(環境)を切り替えることができます。

  • production (本番) : 実運用時に使用するプロファイル
  • development (開発) : 開発時や評価時に使用するプロファイル

データベースは、各プロファイル毎に個別に用意されます。 従って、開発プロファイルで BaaS サーバを起動すれば、 本番環境には影響せずテスト利用を行うことができます。

プロファイルはデフォルトで "development" になっています。

注意

production と develop の間に機能の差異は全くありません。 使用する設定ファイルと MongoDB データベースの名前空間が別々になっているだけです。

4.1.1. システムプロパティで指定する場合

APサーバ起動時の JVM オプションでシステムプロパティ spring.profiles.active を設定 することでプロファイルを変更することができます。

-Dspring.profiles.active=production

Tomcat の場合、catalina.sh/catalina.bat を起動する際の環境変数 JAVA_OPTS に上記値が設定 されるようにしてください。

4.1.2. web.xml で指定する場合

web.xml ファイルでプロファイルを指定することが可能です。

web.xml は、各 WARファイル内の WEB-INF/web.xml にあります。

web.xml に以下のように指定することで、プロファイルを固定できます。 なお、web.xml で指定を行った場合、システムプロパティの値は参照されません。

<context-param>
    <param-name>spring.profiles.active</param-name>
    <param-value>production</param-value>
</context-param>