7.5. BaaSサーバ設定

本章では、クライアント証明書認証で必要なBaaSサーバ側の設定を説明します。

関連する設定は、デベロッパーコンソールから行います。

7.5.1. システム設定 - クライアント証明書認証設定

システム設定 から クライアント証明書認証設定 を編集します。 クライアント証明書認証を使用する場合に、サーバキーの値がHAProxyの設定するヘッダ X-SSL-Validate-Token と 一致しない場合はリクエストを拒否します。

意図せず システム構成 に反した状態となった場合に、セキュリティを確保するために使用します。 偶然の一致を避けるため、UUIDのようなランダム文字列を使用することを推奨します。

詳細は システム設定 を参照してください。

注釈

本設定はHAProxyを使用する場合のみ有効です。 Tomcatによる認証使用時は参照しません。

警告

サーバキーのみでは十分なセキュリティは確保できません。 システム構築・更新時、ネットワーク構成に問題が無いか検討下さい。

7.5.2. テナント設定 - クライアント証明書認証

クライアント証明書認証の適用可否は、テナント毎に設定することができます。 テナント設定の クライアント証明書認証 を選択します。

クライアント証明書認証の適用可否や、ユーザ名に使用する要素の選択などが可能です。

詳細は テナント設定 - クライアント証明書認証 を参照してください。

7.5.3. クライアント証明書ユーザ登録

前述のテナント設定で、ユーザ自動登録(プロビジョニング)の可否を選択することができます。 プロビジョニングを無効にする場合、クライアント証明書認証専用のユーザ登録を事前に登録してから使用します。

システムのユーザ作成のポリシーに合った方式を選択して下さい。

ユーザの事前登録の詳細は ユーザ管理 を参照してください。

注釈

クライアント証明書認証専用のユーザは、E-mail/passwordによる認証はできません。