7.7. クライアント証明書ヘッダ仕様

クライアント証明書認証使用時、RPはTLSの終端を行い、その結果をHTTPヘッダに付与してBaaSサーバに転送します。 RPで以下の拡張ヘッダを付与してください。

注釈

クライアント証明書認証を使用しない場合は、拡張ヘッダの付与は不要です。

ヘッダ名 必須ヘッダ 説明
X-SSL-Client-CertAuth-Validated
クライアント証明書認証に成功した場合は、数値 1 を付与します。
その他の値、未設定の場合は通常の認証とみなします。
X-SSL-Client-Serial  
証明書のシリアル番号を文字列で設定します。
テナント設定で、ユーザ名として使用する場合は必須となります。
X-SSL-Client-CN  
証明書のCommonName(CN)を文字列で指定します。
テナント設定で、ユーザ名として使用する場合は必須となります。
X-SSL-Client-UID  
証明書のUIDを文字列で指定します。
テナント設定で、ユーザ名として使用する場合は必須となります。
X-SSL-Issuer-DN  
証明書のIssuerのDN(Distinguished Name)を文字列で指定します。
テナント設定で指定する信頼する発行元と一致しない場合、エラーとなります。
X-SSL-Validate-Token
任意の文字列を指定します。
デベロッパーコンソールの「システム設定」⇒「サーバーキー」と一致しない場合、エラーとなります。
詳細については デベロッパーコンソール利用ガイド システム設定 を参照してください。

警告

クライアントが不正なヘッダを付与した場合の対策として、リクエスト受付時にRPで、 X-SSL で開始するHTTPヘッダを除去してください。 不備があると、深刻なセキュリティホールとなります。