10.1. インスタレーションの登録・再登録

POST /1/(tenantId)/push/installations

インスタレーションを新規登録・再登録する。

Request Headers:
 
  • X-Application-Id -- アプリケーションID(必須)
  • X-Application-Key -- アプリケーションキー(必須)
  • X-Session-Token -- セッショントークン(オプション)
  • Content-Type -- "application/json"
Request JSON Object:
 
  • _osType (string) -- OS種別
  • _osVersion (string) -- OSバージョン
  • _deviceToken (string) -- デバイス固有トークン
  • _pushType (string) -- 使用するPushテクノロジ
  • _channels (array) -- 購読するチャネルの一覧
  • _appVersionCode (int) -- アプリケーションのバージョンコード
  • _appVersionString (string) -- アプリケーションのバージョン
  • _allowedSenders (array) -- 送信可能ユーザ・グループ
Status Codes:

リクエストボディ

インスタレーション情報は JSON で以下のように指定する。

{
    "_osType": "ios",
    "_osVersion": "10.0.0",
    "_deviceToken": "xxxx",
    "_pushType": "apns",
    "_channels": [ "chan1", "chan2" ],
    "_appVersionCode": 6,
    "_appVersionString": "1.0.5",
    "_allowedSenders": [ "g:anonymous", "55ed50600c69293704e34f9d " ],

    /* ここから下は自由設定 */
    "email": "foo@example.com"
}

以下のプロパティは、必須である。

  • _osType : OS種別。以下のいずれか。
    • "ios" : iOS
    • "android" : Android
    • "dotnet" : .NET
    • "java" : Java
    • "js": JavaScript
    • "other": その他/不明
  • _osVersion : OSバージョン
    • Android の場合は Build.VERSION.SDK_INT で API レベルを取得する。
    • iOS の場合は UIDevice の systemVersion の値を取得する。
    • .NET、その他不明の場合は "Unknown" を指定する。
  • _deviceToken : デバイス固有トークン。
    • APNs の場合は Device Token を指定すること。16進数表記(0~9a~f、1バイト2文字分)とすること。
    • FCM / GCM の場合は Registration ID/Token を指定すること。
    • SSEの場合は任意の識別子を使用できる(ANDROID_ID,MACアドレス,UUIDなど)
  • _pushType : 使用する Push テクノロジを指定する。以下のいずれか。
    • "apns" : APNs
    • "gcm" : FCM/GCM
    • "sse" : SSE Push
  • _channels : 購読するチャネルの一覧。
  • _appVersionCode : アプリケーションのバージョンコードを整数値で指定する。
    • Android の場合は AndroidManifest.xml の versionCode を指定する。
    • iOS の場合は CFBundleVersion の値を以下のルールで整数値に変換したものを指定する。
      • x.y.z の場合は、 x * 1,000,000 + y * 1,000 + z (ここで、x/y/z はいずれも整数)
      • x.y の場合は、x * 1,000,000 + y * 1,000
      • x の場合は x * 1,000,000
      • 上記フォーマットに従わない場合は、0 とする。
    • .NET、その他の場合は -1 を整数値で指定する.
  • _appVersionString: アプリケーションのバージョンを指定する。
    • Android の場合は AndroidManifest.xml の versionName を指定する。
    • iOS の場合は CFBundleShortVersionString の値を指定する。
    • .NETの場合はアセンブリバージョンの値を指定する
  • _allowedSenders: このインスタレーションに対して Push を送信可能なユーザ・グループを配列で指定する。 ユーザはユーザIDで指定し、グループはグループ名の先頭に "g:" を付加して指定する。 この設定に関わらず、デベロッパコンソールおよびマスターキーを指定した送信は可能である。

上記以外のプロパティについては、クライアント側で自由に設定して良い。 これらは Push 送信時にインスタレーションを絞り込む際に使用できる。 ただし、"_protected" はプロパティに使用しないこと。プロパティが暗号化されるため、インスタレーションの絞り込みに使用できない。

レスポンスボディ

正常登録された場合、以下のようにリクエストと同等の JSON に _id が設定されたレスポンスが返却される。 _id はインスタレーションIDで、インスタレーションの更新・削除時に必要になるため、クライアント側で保存しておかなければならない。

また、ログイン状態でインスタレーションを登録した場合、自動的に "owner" フィールドにユーザIDが設定される。

{
    "_id": "541bc0a0e4b03de4b0287b2e",
    "_osType": "ios",
    "_osVersion": "10.0.0",
    "_deviceToken": "xxxx",
    "_pushType": "apns",
    "_channels": [ "chan1", "chan2" ],
    "_appVersionCode": 6,
    "_appVersionString": "1.0.5",
    "email": "foo@example.com",
    "_owner": "yyyyy"
}

同一の deviceToken / pushType ペアがすでに存在していた場合、インスタレーション情報を上書きし、更新後のデータが返却される。

注意事項

  • インスタレーションIDは漏洩しないようにすること。漏洩すると、第三者にインスタレーション情報を改ざんされるおそれがある。
  • 同一の deviceToken / pushType ペアがすでに存在していた場合、既存のインスタレーションIDで再登録が行われる。

10.1.1. SSE Push

SSE Push を使用する場合、レスポンスには以下のように "_sse" キー以下の "username", "password", "uri" プロパティに それぞれユーザ名とパスワード、PushサーバのURIが設定される。

{
    "_id": "541bc0a0e4b03de4b0287b2e",
    /* 中略 */,
    "_sse": {
        "username": "xxx",
        "password": "yyy",
        "uri": "https://push-server.example.com/events/foo/bar"
    }
}

上記 uri に接続することで、Server-Sent Event でイベントの受信を行うことができる。

この際、username と password の値を使用して認証を行う必要がある。 認証には BASIC 認証を用いる。HTTPS を使用し、認証情報が漏洩しないようにすること。